糖尿病は現代病の中でもたくさんの人を悩ませています。

 糖尿病とは、インスリン(血液中のブドウ糖を下げるホルモン)の分泌が不足したり効きが悪くなるために血液中のブドウ糖濃度(=血糖値)が高い状態になってしまう病気です。ブドウ糖は人間が生きていくために必要な栄養源ではありますが、高濃度になると血管を痛めてしまい動脈硬化を加速させてしまう原因となります。高血糖が持続すると血管が硬くなる・詰まりやすくなる・脆くなる等の現象がみられ、全身の臓器に合併症が起こる危険性があります。心臓や脳などの重要な臓器の血管が詰まってしまえば心筋梗塞や脳梗塞等が起こり、命に関わることがあり得ます。眼や腎臓などの血管は非常に細い毛細血管で出来ていますから詰まってしまえば失明したり、透析が必要な腎不全になったりする可能性があります。

 糖尿病は一部にのどが渇く・体重が減る・寝汗をかく等の症状が現れる人もいますが、無症状のことが多いのも怖いところです。糖尿病になっても、食事療法や運動療法を行い、薬やインスリン注射によって血糖をしっかりコントロールすれば合併症を予防できます。

この記事の監修・執筆医師

東二番丁診療所 院長 笹森 寛(ささもり かん)

  • 所属学会・資格:
    • 日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医
    • 日本内科学会 総合内科専門医
  • 一言コメント:
    「院内で迅速に血糖・ヘモグロビンA1cの検査も行っております。しっかりコントロールしていきましょう。地域のみなさまの健康をサポートいたします。」