呼吸器内科は呼吸器、即ち肺や気管支等呼吸に関連した臓器・病気を診療する内科です。代表的な病気は気管支喘息や肺癌、肺炎などですが、肺は単に息を吸って吐くだけの臓器ではありません。肺は空気と共に常に外界の塵や埃、カビや細菌等の微生物を吸い込み接触しているため、外敵が体内に侵入しないように防御・排除する仕組み(免疫)を働かせています。免疫機構が破綻すると感染症を引き起こしたりアレルギーや膠原病疾患を発症することがあります。また、肺の血管は心臓と直結しており心臓の機能と密接に関連していますし、血管は非常に細い毛細血管になっていますので全身の血管で生じた微細な血の塊を溶かして取り除くフィルターの役割も果たしています。

呼吸器内科は呼吸器以外の様々な臓器や全身性疾患と関連が深い領域です。長年呼吸器専門医として診療に携わってきた経験を活かし、最適な医療を提供して参ります。

こんな症状があったら受診をお勧めします

□長引く咳 □痰が切れにくい □痰に血が混じる  □動くと息切れする・息苦しい 

□若い頃に比べて息が上がりやすくなった □ゼーゼーする・ヒューヒューする 

□胸が痛い □大きないびきをかく □日中ひどく眠い □食事中や食後咳が出る・むせる

□周りの人から寝ているときに呼吸が止まっているといわれる □寝汗をかく など

主な呼吸器疾患

風邪症候群、インフルエンザ、咽頭・喉頭炎、気管支炎、気管支喘息、咳喘息、睡眠時無呼吸症候群(SAS)、肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎(肺線維症)、慢性呼吸不全、肺結核、肺癌 など